私は見ていた。
先生がZより遅く城南に現れ、Zはいつもの切株の辺りに居るのに、先生は組長と私が居るトイレの近くに椅子を広げ、その日も楽しそうに話し込んだ。
今でも忘れられない。
その時のZの顔は凄まじいものだった。
中年男の嫉妬そのものが、Zの深く刻まれた額と眉間のシワの1本1本にまで現れ、
苦虫を噛み潰すという表現だけでは言い表せない、もはや「嫉妬」と言うより「憎悪」に近い顔だった。
Zは私に見られている事に気付くと、我に返った様に慌てて顔の向きを変えた。
先生は、1度もZの居る切株へ行く事なく、その日の練習が終わった。
この時のZは
上様のご寵愛を一心に受け、周囲からは常に羨望の眼差しで見られ、毎晩上様のお渡りがあった古参の側室が、
自分より新しく若い側室に上様の寵愛を奪われ、お渡りが途絶えて嫉妬に狂う。
まさにそんなシーンそのものだった💧💧
私は嫉妬に狂ったZの表情を見て
痛いほどに、そう予感した💧
これは数日後に見事的中し、私はZ派遣団からの攻撃を受ける事になる💧
(これの詳細は第1章に収録する)
先生の為に、アラマの為にと色々やった結果、Zから反感を買う。
Z推しの保護者から組長の元に電話が来た時、
Zから嫌われるのは自分に非があるとは思わないのかと
「自分達が出しゃばってると思わないんですか❗❓」
と電話口の向こうの声が聞こえた。
別にZに好かれようともしてないし、嫌われようともしてないからね💧
先生が好きだから先生の為にやったり、アラマに愛着があるから、アラマが楽しく強いクラブになる様にやってただけ。
正直、Zの顔色なんか
Zの機嫌取るより、先生が転ばない事のが大事だし、
Zが不愉快だと感じても、先生の側に居て愚痴を聞いたり、大会とかで先生の手足になる方が大事じゃね❓
真夏の城南に、先生が手ぶらでやって来て、
私は慌てて近くの自販機まで走り、冷たいお茶を買って来た。
先生に水分取ってくれと渡すと、先生は驚いて遠慮していたが無理矢理ふたを開けて飲ませた。
すると先生は、
「買って来いって言ってる訳じゃないが、俺は実はコーラが好きなんだ❤」
と、子供の様に笑った。
私はそんな先生が可笑しくて可愛いくて、それからいつもこのコーラを、先生用に持ち歩いていた。
先生は水分を摂りすぎても身体に良くないから。
でも先生は、ぽんじろうさんに色々やって貰うと、良く思わない人が居るからと受け取らなくなった。
Zに気兼ねしていたのだと思う。
このコーラの時もZは自身の視線の先を追えないサングラスを掛け、じっとこちらへ顔を向けていた。
Zが向いてる顔の方角には私と先生しか居ない。
私は、子供虐めるだけじゃ飽き足らず、年寄りに圧力かけるなんて
ここまでやるZを、
Z含めて、電話でうちを出しゃばってる発言した保護者もそうなんだが、お互いみんな子供が居る。
自分が今言ってること
自分がやってること
それを子供が知った時、
あんた達は子供に胸を張れるのか!?
と聞いてみたい。
先生は目が悪い。
そして歩く時のつま先の上がり量が極端に少ない。
と、言う事は転倒し易いと言うことだ。
だから移動時には手に物を持たせたくない。
私の祖父は転倒して亡くなっている。
先生はもう少しで、その祖父が亡くなった時の年齢になる。
へちょも豆も組長も私も、全員先生に荷物を持たせない事を徹底してやってた。
Zのご機嫌取るのが大事か
先生がいつまでも自分の足で歩き、好きな子供の成長を見続ける事が大事か
いい加減
物事の善悪を
自分と自分の子供の為だけでなく、
自分以外のものの為に
その判断を出来る様になれ💢💢❗❗
と私は大声で行ってやりたい。
先生もうちがそこまで考えてやってる事なんて知らない。
いちいち言わないし、何よりいっちょ前に年寄り扱いされるのを嫌うから💧
ここまで先生を思って、色々やってきたのに
その思いすら理解されず
更に先生は全く組長の話に耳を傾けず、怒った。
そりゃいくらパンダだって
もう切れても仕方ないだろう…。
ではまとめよう❗
今回の件の先生の判断。
すなわち「アラマ裁判」における先生の判決とは…❗❗❗