⑧ Zが張ったABCD包囲網からアラマ裁判の結末❗【Z総集編スペシャル】

アラマキッズで起こった出来事



 時間は夜の8時。ぽんじろう家は朝が早いので、基本的には8時には皆寝室に向かう。

もうそろそろ寝室に行こうかというタイミングで、組長の電話が鳴った。

組長:「この番号誰だろう❓」

番号は知らない番号だった。組長が電話に出る。

しばらくやり取りをしていたが、電話を切る真際に

「分かりました。今から出て向かいます。」

と、話すのが聞こえた。
電話が終わると組長が着替えを始めた。

私:「この時間から出掛けるの❓」

組長:「うん」

私:「何かあったの❓電話誰から❓」

組長:「大崎さん。何があったのかは分からないけど、今からすぐ会って話ができないかって」

私:「大崎さん❗❓❓❗❗❓💦」

大崎さん…

アラマの親の中で、私が全く頭が上がらない女性である。
入部直後、私は先生から吐かれる毒にやられ、

先生:「ハァー❗おたくとは会話にならないね❗言葉が通じないようだ❗」

と、浜川の端で込み上げる殺意と戦う私に
マスクをしていても美人と分かるショートカットの女性が話し掛けて来た。

美人:「こんにちは、気を悪くしないでね。」

当時、先生から嫌味を言われ、毒を吐かれ、その度に切れそうになる私を救ってくれたのが大崎さんである。

本当に彼女が居なかったら、

さっさとアラマを辞めていたか、

先生の頭を引っぱたいて追い出されていたか、

そのどちらかだったとつくづく思う。

先生が不機嫌だと、先生の毒の殺傷力が上がるため、他の母親達に毒をまき散らさない様、組長は先生のご不快緩和作業におわれる💧

ご不快緩和作業…

通俗的に言えば「ヨイショ」のことである。

「ライスの時なんて、アラマが上位独占だったじゃないっすか~✨✨」

「群馬でアラマキッズ知らない陸上関係者なんて居ないですよ✨」  

大体こんな会話3~5ターン位で、先生のご不快は緩和される。所要時間的には5分から10分くらいか。

現役アラマキッズの方は、後日「アラマキッズで生き残れ❗先生の取扱い説明書」を復活させるので、是非読んで自分が不愉快な思いをしない様に努めて欲しい。

組長はこうやって簡単に先生の機嫌を取る。(私はお世辞がめっちゃ苦手なのでもうマジ無理)

ライスカップでアラマが上位独占しても、先生が走った訳じゃないじゃん、とか言っちゃう私(笑)

さて、そんな風に巧みに先生の機嫌を上向きへ誘導する組長でさえも、
先生転がしの達人である彼女の前ではまるで素人だ。

そう、例えるなら、組長が叩くヨイショの太鼓はこのレベル ⬇

笛も吹けるらしい。

でも、達人になるとこのレベル⬇

ヨイショの太鼓をたたく大崎さん

組長と大崎さんでは、

もう、そもそもの格が違う。

私が1番驚いたのが、

アラマキッズの2大義務❗白馬クロカンを欠場したいと言いだした親が居た時、先生はめちゃくちゃ不機嫌になった💧

先生に話し掛けたら即毒殺されそうな雰囲気だった💧

《前のブログに書いた先生の血鬼術💧》

浜川の室内練習場で、私は今の先生には絶対話しかけまいと心に決め、また先生から話しかけられない様に身を潜めていると、

そこにたまたま用事で現れたのが大崎さんだった。

大崎さんは浜川のエントランスを、何も恐れる事なくツカツカと先生に歩み寄り…

数分後、

先生:「ワーッハッハッハッ❗そりゃ言い過ぎだよ❗」

突然先生の笑い声が聞こえて来た滝汗❗❗

《 続く 》

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