前のブログ(削除された)に書いたんだけど、私の母は足が速かった
どれくらい速かったかと言うと、秋間の高低差の激しいコースで行われる持久走大会では毎年優勝し、今で言う「山の神」の域に達していた。
松井田の韋駄天娘の名を欲しいままにし、それを聞き付けた陸上関係者が県外からスカウトに来たというエピソードもある。
で、そんな母の娘である私ぽんじろうも、体育と美術以外は全く光の当たらない幼少期だった。
特に走る事にかけては、短距離・長距離共に得意だった。中学では高跳びも走幅跳も得意だった。
しかし私は「陸上部」に入らなかった。小学校の時に私が速かったのを知ってる人に、助っ人として頼まれて、陸上部に数ヶ月居た事はあったが、
そもそも私は…
ただ走ってるってのが面白くなかった。
でも負けるのは嫌だから、人より前に進んだだけ。
こんな面白くも無いことを、何故やりたがるのか、「陸上部って頭おかしいんじゃないの」っていう人だった
だってめっちゃ疲れる💧
同じくらい疲れるなら、ドッチボールやバスケの方が全然楽しい。
だから学校の行事として、運動会の徒競走やら対抗リレーやら、持久走大会には渋々参加する。そうでなければまずやらない。
そんなぽんじろうさんだったが、陸上を楽しいと思う瞬間があった。
それは走り始めて500mから1,000m位で発生するセカンドウインドだ。
セカンドウインドとは何か❓デッド・ゾーンとセカンド・ウィンド/マラソン・ランニングにお役立ち|エクシオマラソン循環器や呼吸器等の心肺機能が長距離走に順応出来るようになるまで続く苦しい状態「デッド・ゾーン」、体が楽になった状態「セカンド・ウィンド」と呼ばれているマラソンの苦楽について説明します。www.exeo-marathon.com
これになると背中に翼が生えて、身体はフワッと軽くなり、まるで飛ぶ様にどこまででも走って行ける気がする。
この瞬間を迎えるのがとても好きだった。
そしてこの時だけが、陸上を楽しいと思う瞬間だった。
私はこの感覚が何なのか分かっていなかった。
それくらい小さい頃から自分に起こる現象だったから。
幼い頃は、この感覚をスーパーマリオの「スター☆」を手に入れるとこんな感じなんだろうと思ってた。
大人になって調べてみると、それは「セカンドウインド」という現象だと言うことが分かったんだが、全てのランナーに起こるものでもないらしい。
長い前置きになったが、今回はこのセカンドウインドについて書こうと思う。
私の友人の娘がコロナになって復帰したが、まだ走ると苦しいらしい。
コロナで呼吸がしんどくなる人多いよね
その子が少しでも楽にまた走れる様になれば嬉しい。
コロナにかかった人を見てて、気管支炎とか喘息とか、そういうのに似てる。深く呼吸するとめちゃくちゃ苦しくなる。
長距離走なんてマジ苦しいだろう
さっき話したうちのばっ様。
この松井田の韋駄天娘の件。
私が足が速いのも、へちょ豆が速いのも、恐らくは彼女の遺伝子によるものなんだろうけど、
特に走り方を伝授してくれたことも無く、
コーチングも無く、
ただ1つだけ
彼女が私に言った事がある。
私はこれだけを小学校1年の時から徹底的にやった。
走るの嫌いだけど負けるのはもっと嫌いだから(笑)
スッスーハッハーのリズムで呼吸する。
唾液が口の中に溜まってきて飲み込んだりすると、呼吸が乱れる。
そしたら吐く❗
吐けば人は必ず吸うから、呼吸が乱れたら、息を吐いて仕切り直す。
女性が子供を産む時、病院から呼吸法をやらされるんだけど、その呼吸法の効果は
「痛みや苦しさを逃がして、酸素を胎児に送りやすくなる」というのがある。
私個人の見解だけど、持久走の呼吸もこれに似ていて
呼吸に集中することで、苦しさに真正面から対峙しなくなる。
そして確実に酸素を取り込むことが出来る。
セカンドウインドが来る時の条件として、酸素の摂取量が安定しなければならない。
つまりばっ様が教えてくれた
2回吸って2回吐くことによって、酸素の摂取量が一定になり、私はセカンドウインドを必ずと言って良いほど、得ていたのではないかと考えている。
里見少女疾走団の初代は、うちのばっ様である。
そのばっ様の唯一の教えであり、私自身が身をもって体験して実証されている。
長距離走をやっているもの好きな少年少女たちよ♥️
ぜひやってみて欲しい✨✨
《おしまい》
本日の1枚は【お豆の食欲のムラ💧】
普段は少食なお豆💧
今日鶴商へランチに行って、普通サイズのハンバーグを注文した。
豆、これを完食💧
午後はしっかり中村塾で走ってもらおうと思う💧
ではまた