共通男子800m
群馬代表からこの2名が決勝進出を決めた。
私自身がアラマキッズを愛し、また溝口大和のファンである事、あとはこの要因が1番大きいが大人気ない事から、
実は、
しかし❗
今日この瞬間は…
布施川大吾…
お前が群馬に居てくれて…
敷島や浜川で見る布施川は、常に圧倒的で
大会新を塗り替えた時でさえ余裕があった様に見えた。
中学生らしからぬ完璧なフォームを持ち、布施川のフォームは2周目後半だろうが、抜き返しのスパートだろうが、決して崩れない鉄壁の「熊本城フォーム」だ。
また400を走らせても速く、布施川と走る他の中学生を見ると、それはまるで神に挑む人間の様に思えた。
無論、今日の優勝候補である。
共通男子800m決勝
号砲
全員スタート❗❗
開始して50m。
ああ、今日の大和はダメだ、そう思った。
昨日の予選の時とまるで違うフォーム。
体調が悪いのを押して出場しているか、昨日の疲れがかなり残っているのか。
午前中既に一試合終え、二試合目のゴール直前の時みたいなフォームだ。
「大和は勝てない」そう、直感した。
下手したら走り切れないかもしれない。
一体どうしたんだろう。
各県代表がスタートして、オープンとなった。
布施川を先頭にして集団が出来上がった。
大和は3番手に付けている。
第4コーナーを回ってホームストレートにさしかかる。
ここから大和が遅れ始める。
やはり不調なのだと確信した。大和はどんどん後退して行く。
2番手3番手の選手の表情からは、「何とかあの布施川をとらえたい」という思いが伝わって来る。
しかし布施川はその速度をゆるめることなく、また誰も布施川の先頭を代われる事無く1周目を終えた。
1周目 57秒
もはや400m走のタイムである。
2周目の第2コーナー。
1位を独走する布施川と、ついて行こうと必死に走っていた大和が、初めて枠に収まらないほど間が空いてしまった。
大和、どうしたんだ❓
《 続く》